組織目標とその管理は、まず環境認知から始めます。環境には「内部環境」と「外部環境」があり、それぞれの分析や普段からアンテナを高くしておく必要があります。 医療・福祉分野での「外部環境」は、医師・看護師・介護職員等の慢性的な人材不足や、点数・制度改正、高齢化による生産年齢人口の減少や定年退職の段階的引き上げ、リーマンショック以降の不況や消費税改正等が影響を与えてきます。これらの課題について組織として多面的な対応が必要となります。組織が直面している課題は何なのか。例えば人材確保が困難であれば、人事制度や教育制度を見直すことで、人材確保と同時に人材育成にも注力する等の経営戦略が必要になります。 これら経営判断を行うには事務部門の活躍で差が出てきますし、組織が求めている事務能力はここにあるのではないでしょうか。経営陣からの判断を待つのではなく、判断材料を揃える事も当然ですが、時には判断を迫る程の推進力を求められているのではないでしょうか。当事務所は、その力を「協働」や「OJT」により実践させていただいています。 |